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札幌で出会ったとんがりまくっているサウナ
もともと札幌へは「ニコーリフレ」でエレガント渡会さんという伝説のアウフギーサーに会うために旅行を企画したのですが、「どこへ泊まろうか」と考えたとき、カプセルはちょっとだけ苦手だということと、他のサウナにも入ってみたいという欲がムクムクと出てきたので、サウナで有名なこの「センチュリオンスパ&ホテル」に宿泊することにしました。
場所ですが、すすきのの中心部にほど近い、便利な場所にあります。
このへん。
本業はホテルなので、当然建物は立派。というよりかなり豪華です。
ただし、入り口には日帰り入浴の看板が。やっぱりホテル側もサウナを売りにしているところがあるんですね。うーん、ワクワク。
で、これまた素敵な入口をくぐると
軽く高級感あるロビーが見えてきます。
宿泊の場合も、日帰り入浴の場合も同じフロントで受付をします。が、明らかに日帰り客の多さにこれまたびっくり。
ロビーでは、輸入物を中心としたサウナグッズが販売されており、かなり欲しい~!でもお金が~!となってしまうくらい魅力的なものもありました。それにしてもなんで北欧のデザインってこんなにイケてるんでしょうね。
で、自分は宿泊者だったので、一度荷物を置きに部屋へ行ったのですが、お部屋の様子は後半ということで、まずは、噂のサウナのレポートをしたいと思います。
大浴場/サウナ
大浴場は地下1階にあり、エレベーターで降りていくことになります。どうでもいいかもしれませんが、ロビーがあんだけヨーロッパ調を主張していたのに、大浴場ののれんが北斎って、、、、
もしかしたら北斎がヨーロッパに与えた影響を表現しているのか?いや、うーん、どうなんでしょう。
ちなみに、大浴場の前はちょっとした休憩スペースになっていて、待ち合わせなどに使えます。
そして、入り口にはラジウム泉の効果を解説した看板が。天然温泉ではありませんが、ちょっと体に良さそうで、テンション上がりますね。
前置きはこのくらいにしておいて、では、いざ行かん!
ロッカーは、宿泊者専用のロッカーと、日帰り専用のロッカーに分かれていて、宿泊しているのにお風呂に入れない!ということはありませんでした。(ただし、宿泊者用:日帰り用のロッカーの数が、3:7ぐらいだったのが気になりましたがw)それだけ日帰り客に人気があるのでしょう。
正直言って、大浴場の浴槽自体はそれほど大きいわけではありません。ドーミー〇ンの方がよっぽど凝ってるところがあるなあ、と感じたぐらいです。ただし、決して悪いってわけではなく、普通のビジホの大浴場として考えたとき、十分広々としています。
お目当てのサウナは浴槽エリアの奥にあります。
サウナははっきり言って「かなり良い」です。2段づくりになっていて、体感100℃前後の室温に対し、程よい湿度。唯一の弱点はどんなに頑張っても10人ちょいしか入れないこと。ただそれでも、一般的な長ベンチタイプではなく、複雑な形をしていて、なかなか面白いと思いました。
サウナ室の環境が良いので、すぐに滝汗レベルになります。そして夕方には回数は少ないもののスタッフさんがアウフグースを行ってくれます。
とはいってもタオルをぶん回すやつではなく、大きなうちわで扇ぎまくるというタイプだったので、一瞬だけズッコケましたが、それでもやっぱり、この裸のおっさんたち相手に一生懸命ロウリュをし、一人ひとり真剣に扇いでくれる従業員さんには本当に頭が下がります。
伝説の水風呂
ブログの初めにどうして自分がここのサウナを「とんがっている」と表現したのか。その秘密は水風呂にあります。
まず、温度がシングル。平均8度。1分我慢してられないレベルです。
にもかかわらず、それに飽き足らず、浴槽のすぐ横には氷が充満した水が入ったバケツ(といってもドラム缶サイズ)が置いてあります。一瞬「?」と思ったのですが、そばに解説が。
これは、頭を冷やすための冷水。いや氷水であると。この氷水を頭からかぶることにより、より深いととのいへといざなう・・・というなんともどSな企画。
名古屋のウェルビー依頼、ああこんなにもクレイジーなおもしろサウナに久しぶりに出会ったなと思いました。
そして、もうヤケクソだと思い、この氷水を頭からぶっかけることにしました。。。
そして、想像してください。。。
氷水に満たされた桶を頭からかぶったらどうなるか。。。
冷たい?寒い?いいえそうではありません。正解は「氷がそこら中にバラバラと散らばる」です。
確かに冷たい。ただ、それと同時にそこら中に氷が散乱して、うわー-------って軽くプチパニックになってしまいました。そこまで考えてなかったー!その後は散らばった氷を静かに集めるというところまでで1つのイベントなのだと気づきました(笑)
そして、ここまででもうお腹いっぱいなのですが、まだセンチュリオンスパ様はととのわせてくれません。「頭専用氷水」の他に、「水行専用バケツ」も準備してくださっていました。
バケツと言っても、同じく軽くドラム缶サイズです。
気分としては完全にこんな感じです。
そんなわけで、約8℃の水を頭からザバーーーーンとかけ、よううやく全ての修業を終え、すっかり冷えてしまった体をととのわせるべく、ととのいエリアへと向かいました。といっても、コンパクトな作りなので、ととのいエリアは目の前。色んな形のととのい椅子が4つと、寝ころべる場所が1つ。
そして最後にととのいエリアの照明がまた独特で、いわゆるクラブにあるような光の点が回っているような照明なわけで(わかるかなー)
ここま派手派手ではありませんが、こういうイメージをしてもらえればと。
で、結局ととのったのかととなわなかったのか、というと、さみーらや、ピカピカしてるやら、でなんだかそういう次元を通り越して、まさに宇宙へ飛んでいってしまった気分にはなりました(笑)
そんなこんなで、2周目以降は体を冷やしすぎたらいけないと学習し、ととのいやすくなるコツがわかってきて、無事ととのうことができましたが、ここまでとんがって作った施設も珍しい。果たしてターゲットはどの層なんだ!?と不思議に思い、そしてこんな珍しい施設の閉館が本当に惜しまれます。
ここからホテルの紹介
というわけで、実は、サウナに入って一番気持ちよかった瞬間は、水風呂ですっかり冷えてしまった体で最後、温かい湯船につかった時だった(あったけぇ・・・)ということはもちろん秘密にしておきますが、本業である、ホテルの方の紹介もしておきます。
ホテル自体はモダンでデザインも落ち着いていて、素敵なホテルだなあと感じました。
入り口から入るとこんな感じ。
入口にはクローゼットがあります。
シングルで泊まりましたが、しっかりと広いベッドです。
窓の外はすすきのの夜の街・・・
水回りですが、「きれいだな」と感じるレベル。しっかりと清掃されています。
ユニットバスなのが残念・・・
アメニティは必要最小限のものが置いてありました。女性とかだとちょっと物足りないかな?
・・・と思ったら、使い捨て式じゃないアメニティがめっちゃ充実していました。エコだからこっちの方式の方がいいかもしれませんね。
シャンプー類もボトル式ですが、なんだかおしゃれ。
部屋の中に戻って備品類のチェック。空気清浄機は最近どのホテルにもありますね。
冷蔵庫は空。常温のペットボトルもありませんでした。
部屋のインテリアは全体的におしゃれな感じ。個人的には好きです。
ベッドまわりのコンセントはひとつ。USBはありませんでした。
ベッドを正面からみた図。一人使いには十分です。
逆にベットの枕側から見た図。テレビが見やすいです。
てなわけで、一人で格安プランで泊まったこともあり、ちょっとコンパクトなお部屋でしたが、寝るだけだったらこれで十分。だってサウナ入るのが目当てですからね(笑)
ホテル全体の体験を通してですが、デザインやインテリアが落ち着いていて、過ごしていてとても安らぐホテルだなあと思いました。
まとめ
アクセス…★★★★☆(すすきのから徒歩圏内。どこへ行くにも不便はありません)
デザイン:★★★★☆(正直、個人的には好きなタイプのデザインなので、落ち着きます)
サウナ:★★★☆☆(ビジホの大浴場と考えたら超絶豪華。ただし、サウナ単体で考たら、別の選択肢を考えるかなあ・・・)
価格:★~★★★★★(これは時期によるのと、間もなく閉館のため、評価なし)
というわけで、サウナ目当てに泊まったわけですが、ここを選んでよかったと思います。すすきの近辺にはそれこそホテルだらけで探せばもっと安いホテルもありますが、デザイン・サウナの出来・部屋のクオリティなどトータルで考えると、「きっと次も泊まる候補に入るホテルだな」と感じました。
だからこそ閉館が本当にもったいないですね。。。コロナのバカー!
そんなわけで、既に閉館してしまいましたが、体験して、ここ「センチュリオンホテル&スパ」のサウナは一度は行っておくべきサウナだと感じました。思い出に残るサウナです。ありがとう!!
ではまた、ばいばーい!
【おまけ】札幌のサウナに通っていたら、整体師になってしまった話です。
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