※このページにはプロモーショ(CM))が含まれています。
サウナーにとって西の聖地
ドラマ「サ道」1st seasonを見た方にはおなじみ、西の聖地である湯らっくすです。
ドラマを見た時からあの「MAD MAXボタン」に取りつかれてしまい、「ああ押したい!」という毎日を過ごしていましたが、ついに夢が叶いました。
結論から先に言わせていただきます。
湯らっくす最高や~~~!!
サ道を見ていないという方は、ぜひドラマを見てから読んでください。
11話と12話だけでいいです。(体験機関なら無料で見れます)
個人的には名古屋の「ウェルビー」に行ったとき、「ここを超えるサウナは日本にはない」とまで感動したのですが、あっさりと考えが変わりました(笑)。
もちろん「ウェルビー」も最高の施設です。サウナーにとって日本最高級の聖地であることは全くかわりありません。でもここ「湯らっくす」にはウェルビーとはまた違った別の魅力があったわけで。
だからサウナ探索ってやめられないんですよね。
というわけで、本編
ドラマで出てきた通り、施設全体のセンスはかなり良いです。こんな素敵なエントランスを作っちゃうほどで、地方のスーパー銭湯とは思えません。
これには理由があって、コンセプトが「島耕作が癒しに来る場所」という空間をとても意識しているそうな。
なので、島耕作はこのチェアで満足できるのか?とかこのインテリアで落ち着くのか?などといったことを基準にしているわけで、センスも良くなるわな、と。
(その割には、MAD MAXボタンは島耕作の趣味なのだろうか、という疑問がふつふつとわいてしまいましたがw)
インテリアにも島耕作が飾られています。きっとオーナーさんの趣味なんでしょうね。
で、肝心のサウナ(その1)
公式ホームページが浴場の写真をあまり載せていないので、あくまで文章からの想像とドラマの記憶をたどりに読んでください(ごめんなさい、、、)
メインのサウナは約30人ぐらいは入れるぐらいのかなり大きな箱です。
それに合わせてストーブも2台。(そのうち1台はロウリュ用)
温度計が見渡す限り見つからなかったのですが、体感は85℃から90℃ぐらいですかね。アチアチまではいきませんが、ぬるいほどでもなく、数分入っているとしっかりと汗が出てきます。程よい熱さです。
そして、なんといってもアウフグースが1時間に1回開催という贅沢さ。
とはいっても、正直言っちゃうと「スカイスパ」や「ゆいる」のような高い技術や洗練されたものではありません。
どちらかというと「バイトのにーちゃんが掃除の途中に頑張ってやっています」的なノリ。
でも、それが別の意味で良くて、素人さんが一生懸命お客さんを楽しませようと頑張っている姿に、おじさんは感動しました。とある回なんて始まる前に「自分、一人でやるのは初めてなんで緊張してます!」とか言っちゃうし。」
なので、多少風が弱かったりそこじゃないんだー、ってなっても、「これから頑張ってうまくなれよー」って応援したくなりますね。
【その後の追記】
初めての湯らっくすがあまりに衝撃的に良かったので、1か月後、また行ってしまいました。熊本。(マイルがたまってたのもあり、、、)
もちろん2回目の湯らっくすも最高でしたが、前回の時のようにアウフグースが「素人だけど一生懸命頑張ってます!」というレベルではなく、しっかりと熱波がすどーんと体に届くようにレベルアップしていました。
あの広いサウナ室のなか、汗だくになりながら走り回って一生懸命熱波をあおぎまくるプロ根性に、これまた感動しました。
もちろんアウフギーサーの力量にもよると思いますが、どの方も共通しているのは、「お客さん相手に精一杯対応してくれる」ということ。
あの100℃に近い中で、1人(2人)動き回って熱波を生み出す。プロであり、本当に毎回感動します。
おにーさんありがとうー!倒れない程度に頑張ってね!
からの水風呂
で、なんといっても水風呂です。
阿蘇の名水をふんだんに使った水風呂は。男性側は水深171cmと、160cmの自分は確実に溺れ死ぬ仕様になっています。いえ、ちょっと溺れました。
そしてドラマにも出てきたMAD MAXボタン。
ボタンを押すと天井からジョバババババババババババババババと、容赦なく阿蘇の名水が降り注いできます。
この時点で息ができなくて溺れました(笑)
しかも、一番初めに入ったときは、サウナも水風呂も加減がつかめず、水風呂から出たときにはマジでふらふらになり、立っていられなくなり、そのまま倒れるのではないか、と思いました(汗)
ととのい椅子があって本当に良かった…
とにかくヤバいです。
2回目以降は、「これ以上やったら命の危険がある」というライン(?)がつかめてきたので、なんとか普通にととのうことができましたが、下手すりゃ新聞ネタになっていたかと思うと、MAD MAXボタンの威力に恐れおののいてしまったわけです。
とまあ水風呂の作りに注目が行きがちですが、さすが阿蘇の名水。普段「水の肌ざわりが」とか全く気にしない自分でも、「すごくやわらかい、、、ずっとここにいたい、、、」と感じたくらいなので、相当に良い水なんでしょうね。
そんな名水にまみれてととのえるって本当に幸せだなあと、感じた次第です。
サウナ(その2)
そして、湯らっくすには、メインの大きなサウナだけでなく、「メディテーションサウナ」と名付けられた中規模のサウナもあります。イメージとしては、ウェルビーの「森のサウナ」に近いでしょうか。
メディテーションサウナでは、自分自身でセルフロウリュができ、また、照明もかなり暗く設定されており、まさに、自分自身と向き合うといったことをコンセプトにしたサウナです。
こっちのサウナもかなり良く、ロウリュの蒸気の香りと、程よい湿度、そして暗い照明の相乗効果で、かなり良いサウナだと思いました。
…からのMAD MAX(やっぱり…)
というわけで、ここでは必ず最後に巨大水風呂が待っているので、どんなサウナでも最後に必ずととのうのではないか、という作りなっています。
ととのい椅子も、かなりの量が用意されていて、アウフグースのすぐ後でも難民が出ていないぐらいでした。
この辺のユーザーフレンドリーな作りはいいですよね。
そんなこんなで、結局MAD MAXとこれらのサウナにハマってしまい、通常3セットのところ、「あともう一回!、もう一回!」と大塚愛状態になってしまい(分かる人だけ分かってください…)結局5セット入ってしまいました。
さらに、温泉
で、サウナとMAD MAXに目が行きがちですが、ここはれっきとした温泉。
湯船自体も充実していてとても良いものでした。
特に「サウナ→MAD MAX→ととのう」のセットを繰り返すと、体が冷えてくることがあるので、そんな時には重宝します。
露天風呂もしっかりとあり、そもそも温浴施設がメインだよなあ、、、と気づかせてくれたわけです。
島耕作エリア
自分が記憶にある頃は、課長だったような気がしますが、すっかりいまや会長?に出世してしまって、遠い存在になってしまった島耕作。
冒頭にも書きましたが、「島耕作が休みの日を過ごす」というコンセプトで、休憩処やレストランなどはデザインされています。
そう言われるとそんな気もしないでもないですが、マンガコーナーは「島耕作はマンガ好きだったのか?」という疑問が若干わいてきましたが、とにかく全体的にスタイリッシュなデザインで統一されています。島耕作もびっくり。
そして、サ飯ですが、ドラマでも原田泰造さんが食べていたマーボー豆腐をオーダー。
程よい辛さで、おいしかったです。
そんなわで、最終的には気分は島耕作ではなく、完全に原田泰造になってしまいました(笑)ズコー。
まとめ
サ道を見て、「行ってみたい」と感じた方は機会を作ってぜひ行くべきだと強くおすすめします。(東京の方だけでなく、日本全国から集まって良い施設だと思います。)
正直、東京のサウナを考えたとき、総合レベルで上回っている施設は東京近郊にたくさんあると思います。
しかしながら、阿蘇の水源を贅沢に使用した温泉・水風呂・そしてサウナ。
何よりも島耕作気分でゆったりと過ごせることを大切にしているコンセプト。そしてどの熊本駅でどの電車に乗るかわからないで迷子になっていたら、声をかけて助けてくれたおばあちゃん…(こりゃ関係ないか。でも地方の優しさを感じました)、とまあ自分はここで起きた全ての体験が「ここでしか体験できない」と感じました。
アクセスは熊本駅から一駅の「JR平成駅」というところから徒歩3分となっていますが、地理に明るくない旅行者(私のことこです💦)はタクシーでもいいかもしれません。熊本駅から10分で1,000円しないぐらいですので、時間を買うと思えば高くはないかも。
自分は「来て本当に良かった」と思いました。
サウナに行って「来なきゃよかった」と思うことは基本的にないのですが、心から「来てよかった」と思える施設は、指折り数えられるほど。それほど好きな場所になりました。
この勢いで、「サ道」の施設を制覇したいなあ、なんて考えている今日この頃です。
ではまた、バイバーイ!
コメント