【名古屋】「ウェルビー栄店」サウナへの愛情にあふれた施設【サウナレビュー】

※このページにはプロモーション（CM）が含まれています。

最高にととのい、最高にサウナ愛がある施設

というわけで、名古屋ウェルビーシリーズも勝手に最終回となりました。

名駅近で、滝行水風呂が突出している「名駅店」、サウナ・風呂と総合的に優等生な「今池店」そして、今回は色々な意味でトンガリまくってるここ「栄店」の紹介です。

ウェルビーと言ったらこの「栄店」を想像する人が多いぐらい、ウェルビーを代表する施設であり、最もクレイジーなサウナ愛に満ちている施設であるともいえます。

場所は地下鉄栄駅から歩いて5分程度なのですが、栄自体が繁華街なので、ちょっと迷いやすいです。

自分も最初に行ったときは、ちょっと迷いかけたので、グーグルマップ先生とにらめっこしながらたどり着くようにしましょう。栄駅からだと三越の方向に進むと正しい方向です。

入口ですが、カプセル宿泊する方は、カプセル専用の入口、

日帰りの方はサウナコースの入口に分かれていますので、ご注意ください。

サウナコースの入り口から入ると、こんなかわいい小屋が出迎えてくれます。フロントは2階なので、階段を上がって2階へ進みましょう。

ちなみに、ウェエルビー栄店も他のウェルビー系列と同じく、サウナだけの利用の場合は時間制になっています。なので、入場時にはお金は支払わずに、帰る時に滞在していた時間だけ、支払うことになります。（ちなみにカプセル宿泊者は滞在中使いたい放題）

自分は最初に「〇時間コースで」って宣言しちゃうと、時間が気になってゆっくりできないタイプなので、ウェルビーのシステムは結構好きだったりします。

ではまずはやっぱりサウナ

ウェルビー栄店には

• フィンランドサウナ（いわゆる高温サウナ）
• 森のサウナ

と2種類のサウナがあります。フィンランドサウナについては、普通のサウナと思いきや、そこはさすがウェルビー。

手前のエリアですが、サウナの中に足湯があり、外の大浴場とお湯でつながっています。

この設計を誰が考えたんでしょう。サウナ愛を通り越して狂気を感じます（誉めてますw）

そして、、奥に見えるのは寝ころびエリア。

サウナでは基本的に良くないとされている、横になってごろりんちょが公式にできます。

そのまま寝てしまっての熱中症には注意ですが、サウナ内でゴロゴロできるという、サウナーの夢が叶うサウナです。

そして、名駅店と同様、「森のサウナ」もあります。

名駅店に比べると栄店の方がどちらかというと少しだけ広く、余裕を持って座れます（といってもせいぜい5～6人程度で満員ですが）

この「森のサウナ」、名駅店でもハマりましたが、とにかく良いです。適度な温度（80℃前後）とセルフロウリュによる湿度により、じんわりと、しかしながらしっかりと汗が出てきます。

もちろん高温のフィンランドサウナも素晴らしいものですが、個人的にはこの森のサウナのためだけに名古屋に通ってもいいかと思うくらいハマりました。

水風呂が、大変なことになっている

で、蒸された後の水風呂ですが、これまたクレイジーなサウナーの夢を叶えるような設備です。

そもそも、この広いといえない浴室に、サウナが2つある時点でだいぶスペースを取っているのですが、それに対して水風呂が３つ配置されており、温かい湯船は１つしかありません（しかもサウナ内の足湯とつながっている）。もう何が正しいかわかりません（笑）

そんなわけで、

水風呂その①

いわゆる、通常の水風呂です。しかしながらさすがウェルビー。１4～1５℃前後をしっかりとキープしていており、キンキンに冷えてます。かなり優秀な水風呂といえるでしょう。これだけでも大満足。

水風呂その②

なんていうか、、、プールです。

写真でいうと手前の比較的大きな浴槽が水風呂になっており、中にデッキチェアが沈んでます。。。

つまり、水風呂に入りながらデッキチェアに横たわれる（＝ととのう？）というコンセプトの水風呂です。

ここの水風呂は温度が高めに設定してあるので、まさにプール気分で長い時間入っていられるのが良いですね。すいすいーって泳ぐこともできます。

水風呂その③

ここが栄店名物にして、おそらくウェルビーにしか発想できないであろう水風呂です。

はい。凍ってます。冷凍庫です。－25℃です。一応水風呂自体は循環して凍結していないので、お水は0℃ではないでしょうが、明らかにシングル。水風呂に入った途端（というか、この部屋に入った途端）「ヒイイィィィッ！」という声が思わず出てしまうような、そんな水風呂です。

ただし、フォローしておきますと、面白おかしくこんな水風呂を作ったわけではなく、「森のサウナ」と、この「水風呂」、そしてこの後の「ととのいスペース」とあわせてフィンランドの「ラップランド」を再現しているらしいです。

北極圏に位置するラップランドでは夏の間は太陽が沈まず、冬の間には太陽が昇らない時期があり気温は、心地よい0℃から、肺が凍るような-35℃に達する地域です。そんな世界で生活するためフィンランドの文化において、サウナは欠かせないもので、ラップランドも例外ではありません。栄店では「森のサウナ」「アイスサウナ」「湖のほとり」をご用意。ぜひ、本場のサウナをお楽しみください。

ウェルビーHPより引用

そんなわけで、「森のサウナ」でいい感じに蒸され、「氷のスペースで」心臓が止まるかと思い（ギリギリ1分！）、最後にやってきたのが「湖のほとり」でした。

いわるゆ休憩スペースなんですが、屋内にもかかわらず、どこからかそよ風がそよそよ、、、遠くから鳥の鳴き声が聞こえてきて、、本気で「ここはフィンランドか？」と思えるくらいの気合の入れよう。

そして何よりも、サウナから水風呂の温度差がこれまでに経験したことがないくらい激しかったので、ととのい加減もすごいことになって、かなりディープなととのいを体験できます。

正直言って、ここウェルビー栄店を体験してしまうと、他のサウナには行けない、、、中毒になってしまうのでは、というくらい気持ちよかったです。

板東英二がこうなるのも、本当によくわかる（笑）ちなみに、これはロッカールームで見つけました。

というわけで、ここまでサウナに振り切った施設は本当に珍しい。そしてこだわりが素晴らしい。

ここの良さはぜひ行って体験してみてください。「サウナが好き」と自信を持って言える方なら、必ず素晴らしい体験が待っている、と思います。

【2023年11月追記】「ウェルビー栄店」がリニューアルオープン！

というわけで、サウナが素晴らしすぎて、サウナに注目されてきた「ウェルビー栄店」ですが、この度、リニューアルの運びとなりました。

とはいっても、素晴らしいサウナエリアは基本コンセプトは変わらず。ととのいエリアが少し広くなったかな、という程度でそれ以外は大きくは変わっていないのですが、一番の変更は、3階のリクライニングエリア。

↑こちらは在りし日の3階リクライニングエリア。しっかり充実していますが、いわゆるリクライニングエリアですよね。（現在はありません）

今回のリニューアルの目玉はこのリクライニングエリアを大改造し、「サウナシアター」といった、着衣でロウリュやアウフグースを体験できる施設が新設されたことです。

こちら本日のスケジュール。だいたい1時間に1回何かしらのイベントをやっています。

サウナシアターの中はこんな感じ。中央にストーブとこれでもかとサウナストーンが置いてあり、ここでロウリュやアウフグースを行います。

実際にアウフグースを体験しましたが、なんというか、「熱波を楽しむ」というよりは、もう「エンターテイメント」と化しています。この広い空間を使って、風を送り、タオルが舞い、人々を魅了するという感じで、純粋なサウナを楽しむというよりは、ステージショーを見てる感じ。

ああ、これはこれでありか、と。

ただ、着衣で体験するので、終了後水風呂に入ることができず（冷却部屋に案内されます）、「ととのう」目的よりは、「エンターテイメントに昇華したアウフグースを楽しみたい」という利用方法がおすすめかと。

こちらが冷却部屋。中は氷の世界です。

また、アウフグースに出演する方も、世界大会の優勝者もいたりして、かなりレベルの高いアウフグースを体験することができます。

しかも大体のサウナって、狭い中タオルをブンブン振り回すので、アウフグースってちょっとやりにくそうだなあ、って考えてたのですが、これだけ広いステージなので、駆け回り、タオルは飛び交い、本当に見てて飽きません。

「ウェルビー栄」にお越しになった際は、伝説のサウナ＆水風呂とともに、世界レベルのアウフグースも体験してみてはいかがでしょうか。

その他のリニューアル施設

ちなみに、リニューアルしたのは「サウナシアター」だけではありません。

まず、マンガブース。おしゃれに変身しています。

ダイニングエリアではゆったりと過ごすことができます。半個室になっているところもあり、コワーキングにも最適。

ウェルビーのリクライニングエリアって、基本的にセンスがいいので、好きです。

そして、ダイニングエリアの奥にはちょっとしたレストランが。

メニューは軽食やドリンク中心です。

こちら限定10食のかき氷。サウナの後だったので、水分が身体にしみるう～

てな感じで、もともと決して悪くなかったリクライニングエリアですが、今回のリニューアルを機により洗練されたおしゃれ空間となりました。

そして、女性の皆さんには大ニュースですが、「ウェルビー栄」は「フォレストハウス」という女性専用エリアができ、こういったリクライニングエリアは男女共用で利用できるようになりました。

ウェルビーのクレイジーとも言えるサウナ愛あふれるサウナからしたらずいぶん流行に乗った感じに変わったなあ、という思いもほんのちょっと頭をよぎりましたが、女性の皆さんにもウェルビーの良さを感じてもらえるのは良いことかと。

そんなこんなで、今回のリニューアルを機に、より魅力を増した「ウェルビー栄」なわけでした（2023年11月追記）

おっと、こちらは昔からある方のお食事処でした。こっちの食事もおいしいですよ。

まとめ

【日帰り利用料金表】

公式ホームページはこちら（詳しい料金もこちらをご参照ください）

名古屋ウェルビー3店舗の中では、栄店が確実に一番尖がってます。サウナの種類・オリジナリティ・バラエティ・すべてにおいて抜きんでており、やはりウェルビーといえば「栄店」と言われる理由もわかりました。

そして単にイロモノを狙っているわけではなく、タオルやサウナマット、サウナパンツは常に使い放題でスタッフさんがテキパキと交換してくれていたり、浴室入口には冷えたおしぼりが常備してあったり、こうした基本的な細やかな心遣い全てが積み重なって、素晴らしい施設になっているのだと感じました。

これぞまさにサウナ愛。

そしてもう一つだけ気づいて伝えたかったこと。

それは天井がとてもきれいだったということです。

温浴施設はどうしても湿度の関係で天井に水滴がたまり、天井にはカビが生えやすいです。（掃除もしにくいし）

しかしながら、ここウェルビー栄は、確実に天井がきれいでした。

ととのう時は必ず天井が目に入ってくるので、天井が汚いと結構気になるのですが、あえて清掃して清潔さを保っているのか、それとも改装を重ねているために自然と天井もきれいな状態なのかは判断はつきませんでした。が、これだけ歴史のある施設でここまで清潔感のある天井はすごい！と感じました。

自分は、このウェルビー栄店で、ラップランドよりも、あたおかな水風呂よりも、このカビがない天井に一番感動した、ということも付け加えておきます。

そんなこんなで、行ってみてどうしてここまでウェルビー各店が愛されているのががよくわかりました。それはウェルビーがサウナーのみんなを愛しているからなんですね。

サ道の名（迷？）ゼリフ「ラブ＆サウナ＆ピース」という言葉はこの施設のためにあるといっても過言ではありません。

本当にたくさんの人に愛されている素晴らしい施設でした。

例によって本業はカプセルホテルなので、泊まってサウナを堪能するのも良いかと思います。

ではまた、素晴らしいサウナを求めて旅立ちます。バイバーイ！