【京都】「白山湯」で水風呂の聖地に入った話【銭湯/サウナレビュー】

京都

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京都は銭湯の街

京都って大きな都市の割りに、いわゆる「サウナ」が少ないです。こここでいう「サウナ」っていうのは、ウェルビーのようなカプセルホテルとサウナが一緒になっていて、終電を逃したおじさんが泊まることができるような、、、といような意味での「サウナ」が少ないです。

特に駅前に全然ありません。

京都自体が古都なので、ありとあらゆる場所に寺院があるので、寺院のとなりにカプセルホテルがあったらやっぱりちょっと雰囲気が、、、というのもあり、景観を守っているのかなあ、なんて予想しています。

そんなこんなでサウナ専門店の少ない京都ですが、その代わりに「銭湯」はものすごくたくさんあります。

しかも、銭湯なので、めっちゃ安い。協会に加入している銭湯は450円ぽっきりで入湯することができます。

しかも、東京のサウナは追加料金がかかる銭湯が多いのですが、京都はサウナつきで450円!

んもうびっくりです。

そんなこんなで、いくつかある有名な京都の銭湯のうち、今回は「白山湯 高辻店」へ行ってきました。ちなみに、「高辻店」とあるとおり、もう一店舗あり、「六条店」もあります。

ちょうど四条と五条の間ぐらいですかね。

こんな感じの路地をはいったところに、銭湯があります。味があっていいですね。

こんな感じで、THE 銭湯って感じ。

お店の軒先では「やーこんばんは、今日も来たのー」的な会話をしている人がいます。

うーん。地元って感じ。

昔(と言っても自分もアラフォーなので、30年ぐらい前?)は、こういった銭湯が街のあちこちにあって、(もちろん家にはお風呂がある世代ではあるのですが)たまに「じゃあ今日は銭湯にでも行くか」見たいな日があって、ちょっとした冒険みたいな感覚があって、ワクワクしたものです。

中に入ると、下駄箱があり、カウンターがあります。

この木の靴箱のカギがまさに銭湯って感じで良い意味で雰囲気をかもしだしています。

関東は本当に銭湯が減ってしまいましたよね。とはいえ、地元にしっかりと根付いている銭湯もまだちゃんと生き残っていたり、もしくは、流行のサウナーをターゲットとしておしゃれなリノベーションをする銭湯も増えています。

おしゃれなリノベーション銭湯も素敵で好きなのですが、こういった昭和を感じる銭湯もまた、味があっていいなあと感じました。

お風呂も充実

というわけで、受付で料金を支払い、浴場へ入ります。

まずはお湯に入る前に体を洗いますが、お湯が出てくる赤いボタンと水が出てくる青いボタン。個人的には懐かしさを感じます。

シャワーは別にひねって出てくる方式。自動で止まらないので、地味に好きです。

©白山湯

お風呂は真ん中に丸いバイブラバスと、深めの浴槽が2つ。深い方のお湯は、銭湯らしい(?)熱いお湯。バイブラの方が少し温度が低いので、熱いのが苦手な方はバイブラバスに入りましょう。

また、左奥には薬湯があり、毎日内容が変わります。

©白山湯

何気にこういうところで工夫をしているのも素敵です。

そして、サウナ

©白山湯

サウナがまた独特で、満員電車のごとく、地元のおじさま達が肩と肩がぶつかるんじゃないか、ってくらいひしめき合って入っています。いやなんなら、何回か触れ合いました(笑)それだけギュウギュウで15人ぐらい入ってたかなあ??

しかも、中にいる方々の半分以上が常連の顔見知りなので、サウナ室の中は完全に地元の居酒屋状態(笑)

ここでは「黙浴」なんていう言葉は辞書に載っていません。完全に町内会の集まりです。

ただ、批判的に言っているわけではなく、この地元感が結構心地よく、「古き良き昭和」を感じてしまうのです。毎日会ってるんだから、じっと黙って入る方がおかしいよね、、、と。

そんなこんなでどこどこのだれだれが〇〇したとか、この前〇〇に会ったけど、すっかり変わってしまってよう・・・なんて他愛もない話を(←もちろん京都弁に変換してください)永遠とし、10分程度の間でも、「よう、こんばんは、元気にしてるかー?(←京都弁に変換してください・・・)」的な会話が何度なされたことか・・・(笑)

ちなみにサ室の温度計は110℃(!)を指していて、数分もすれば汗が滝のように出てきます。

そんな中で、よそ者だけど、ちょっとだけ町内会にちょっとお邪魔させてもらってますー、的な感じで、しっかりと蒸されることができました。

東京のオシャレで洗練されたサウナも良いですが、この謎の一体感というか、町内会感というか、こういう雰囲気こそが、「銭湯」なんだなあ、、、なんて思いに老けました。

日本一の水風呂

©白山湯

ちょっとサウナに詳しい人なら、「京都の銭湯は水風呂がすごいらしい」ということは結構有名らしく、どんなもんだとろう、、、とワクワクしながら、町内会のおじさま達に「じゃ、ワシはこれで」という声をかける妄想をしながらサウナ室を出て、水風呂に入ったのですが。。。。

すごい。すごすぎる。

本当に、なんとも言えない気持ちよさ。

温度は決して冷え冷えではありません。たぶん一般的な18℃前後だと思います。

自分は水風呂の水の質とか全くこだわるような人ではありません。冷えてりゃそれでいいぐらいの意識でした。

しかしながら、そんな自分が「こんなにやわらかで、こんなに優しい水があるんだ」と感動したほど。

できることなら、ずっとこのまま入っていたい。

そう感じた水風呂は生まれて初めてでした。

良いとは聞いていましたが、その想像を上回ってくるこの水風呂。すごいです。なかなか文章だけでは表現できないので、本気で京都観光に行った方にはぜひ行って欲しいと思います。

水風呂に対する認識が変わります。

©白山湯

そして、白山湯にはなんと露天風呂もあります。

110℃の町内会サウナ→神の水風呂→露天風呂でのととのい。

いやー、自分なりに結構色々とサウナに行っているつもりではありましたが、ここまで「気持ちいい!!」と銭湯で思わされるとは。。。

京都、あなどるべしです。

【結論】京都の銭湯、すごかった

【営業情報】

月曜から金曜日15:00~24:00
土曜日定休日
日曜日7:00~24:00

【料金】

大人(13歳~)450円
小学生150円
小人60円
3歳以下無料

正直言って、これで450円は安すぎると思うほど、良い体験ができました。

ここ数年のコロナ騒動で、忘れてしまいがちになっていましたが、本来銭湯は社交の場であり、一日の疲れを流す、大切な場所だったんですね。

もちろん、社会人の1人としてルールを守ることは大切ですし、「黙浴」も新しい生活スタイルという意味で、大切なNEW文化ではあると思います。

ただし、サウナーとして、「ととのう」ことも大切ですが、そこに至る一つ一つの工程が、大切な瞬間であり、その工程はそこにあるサウナだけではなく、お客さん、つまりサウナーが共に作っていくものなのだと感じた次第です。

京都、素敵な街です。他の銭湯巡りもしたいですねー!

ではまた、バイバーイ!

一度体験してしまったら、もう”コレ”なしでは元の生活には戻れない…

【ミラブルzero】シャワーじゃないシャワー

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